皆様はいさい!
今更感が半端ないですが、ミュージカル『テニスの王子様』青学vs四天宝寺公演のレポートと感想です。
盛大にネタバレ含みますので、ネタバレ嫌な方はご覧いただかないようにお願い致します。
感想
東京最初の土日に1回ずつ、大阪1回、仙台2回、福岡2回観ただけの感想です。
青学
青学は安心して観れます。
比嘉のときはまだハラハラしながらみてたのと、それまでのキャストイメージがまだ残っていたのでそれぞれのキャラクターであったり、青学のチーム感があまり感じられなかったんですよね。
でも今回はチームとしてまとまりを感じるのと、青学メンバーらしさを感じます。
特にS2、タカさんの回想が私の中で印象深い。
タカさん試合後の手塚が、「お前がいてくれて本当に良かった」と言う場面で青学のチームの絆を強く感じられます。
それとキャスト自身とキャラクターの方向性が目立ちます。特に乾が楽しそう。
四天宝寺
最初の東京は「本当に四天大丈夫かしら……」と心配してしまいました。
台詞が聞き取りづらいのと、ダンスに固さが残ってましたし。
(余談ですが、東京公演で謙也携帯通話場面を間近で観ましたが、理人くんの手がすごく震えててこちらが緊張しました)
でも回を重ねるにつれて慣れてきているというか、リラックスできているなぁとは思います。
東京、大阪でチームとしての日替わりに私が観劇した限りでは大きな変化がなかったのですが、仙台公演で大きく変えてきました。
「お前ら全然おもろなかったで!」のところで白石と銀さんの美容院ネタであったり。
1stと同じシチュエーションネタではあったものの、1stとは違うコントでより楽しめました。会場も大いに沸いた。
東京始めの頃はキャラ模索していたような印象を受けますが、もうそれぞれ固めてきているなぁ、という感想。
ただ、ダンスにしても歌にしても突出したキャストがいないのも個人的には感じます。
金ちゃん役の松岡くんのダンスがすごく目立ちますが、あれはキャラダンス。
多和田くんの手塚や久保田くんの仁王のような正統派でダンスがすごく!!上手い!!という人がいない。
財前役の佐藤くん、小春役の福島くんは「上手いなぁ」とぼんやり見てますが、他4名にそんなに印象がない\(^o^)/
ただ碕くんはもう少し頑張って!!
前の植原卓也くんのダンスを執拗にバードウォッチングしていただけにどうしても差を大きく感じてしまいます。
全体
1stと比べて特に映像が進化しているように感じます。
日本青年館で一番輝いていたのはオサムちゃん役の君沢さんでしたが、他キャストも地方回るに連れてレベルアップしてきています。
同じ場面にしてもちょっとした動きであったりネタを変えてきているので今後に期待。
あと地味に忍足(メガネ)の日替わりレパートリーが多い。
3rdシングルあたりが岳人への愛を唄う歌でした。
個人的にあまり宜しくなかったのはS1の壁使っての上空視線での打ち合い。
すごいのはすごいのですが、「これどこに向かってるの?」と思わず考えてしまいました。危なっかしい。
あの映像コートのバランス崩れが見れば見るほど気になる。サーブエリアあんなに普通広くないですからね!!
見所
シーン見所
見所挙げたら際限がないのですが、特におススメしたい5場面を挙げてみました。
桜乃、リョーマのやり取り
後のリョーマが「桃先輩!」と駆け寄る際の声のトーンにご注目いただきたい。
桜乃が3人いるとかネタとかそれはそれで面白いんですけれども、隠れてみていた桃先輩が出てくるときの越前の声色。
「桃センパイっ!」
文字にするのがすごく難しいのですが、恋する女の子か!と言いたくなるくらいに明るくて可愛い声なんですよ。
その明るさを桜乃ちゃんにもわけてあげてよリョーマくん!
D1ダブルス、財前のサーブリターン
今回白石本命の友人が「うっかり財前みちゃう」と言っていました。
財前自体ほとんど見せ場もないのですがこのサーブリターンで全部持ってかれます。
足を上げて、「俺カッコいいっすわ」と言わんばかりの厨二な打ち返し方!
乾と比べても大分カッコつけてます。しかしそこがいい。
D2の入れ替わり、「不器用っスから」の海堂・桃城の歌い分け
覆面をつけているシーン。
一氏・小春の「あいつらいつの間にやら入れかわっとるで!」からの歌パート。
覆面で入れ替わっている、という体なので、海堂は桃城のように少しやんちゃに歌いますし、桃城は逆に低い声で歌います。
特に海堂の歌い方が普段聞かないような歌い方なのでとても新鮮。
1幕最後の「一勝一敗」の亜久津登場シーン
橘さんと同じゲストという立ち居地にいるものの、ここにきて初登場。
橘さんは既に一試合終えているというのに!
下手奥から登場するのですが、心なし泣きそうな顔に見えます。何度バードウォッチングしても威厳のある亜久津には見えなかった。
カーテンコール「俺たちの合言葉」の私服
こ れ は 酷 い
青学はそれぞれ白か青、四天は黄色か緑を取り入れた格好です。
本当こいつら私服センスねぇな……と思いながら青学レギュラー、トリオ、四天ときて、最後にトドメがありました。
ダ ー ク ホ ー ス 橘 桔 平
革ジャンて!ちょっと!もう!
わかりますか、観劇した方は私のこの気持ちわかっていただけますでしょうか。
とにかく視界に入れたら最後笑ってしまうこの感じ。
亜久津は亜久津で何で不良の格好してないんだと突っ込みたくなりましたが、橘さんにはそれ以上のインパクトがありました。
流石橘さん!!他の峰っこたちの分も目立ってる!
ちなみに一番見てて安心した私服はトリオでした。一番中学生らしい。
日替わりネタ
テニミュの生の醍醐味日替わりネタ。
日替わりはDVDで期待します。それかGoogle先生に聞いてみてください。
一押しキャスト
原作では忍足謙也くんが一番好きで、今回公演開始前に公式サイトのキャストコメントも一通り見たのですが謙也くんお膳立てし過ぎなんですよ!
仙台公演でセイヤーコールのときに話し始めたので謙也コール!と期待してまさかの白石パス。
お膳立てが身につきすぎです。
試合で背面からの腹チラ4回しか拝めないので今回は謙也くん抜きで一押し3名紹介します。
一氏ユウジ役杉江大志さん
ひたすら可愛い。
小春関係になると甘えたような声になるのが可愛い。
1stAは小春云々でなくむしろ関西弁が危なっかしかったですし、Bはイケメンすぎて独り立ちしてましたからね!
小春が何か話したときにせやな小春!小春の言う通りやで!むしろ小春天使!と言わんばかりの目をキラキラさせて何度も頷く仕草が可愛い。
杉江ユウジの可愛いところを挙げてみます。
不動峰戦D2後の小春とのやりとり
浮気かしなすどー><
天使か。
これほど小春ちゃんになりたいと思ったことはありません。あの甘え声はズルい。
神隠し決まったときの小春とのポーズ
ふたりで合わせてきてるのが可愛い。ついつい見ちゃいます。
この場面以外でも浪速のバカップルは試合中、結構色々な場面で小春と同じ動きで合わせてきています。
千歳が退部やて!?の下手に集まっているところのライトアップされる前の手の動き
小春の腰を2回くらい撫でてました。
浪速のバカップル!!
大阪マンボの小春メイン紹介パート、やや下手寄りの斜め下からのユウジ
目がキラッキラしてましてね、うんうん小春ホンマ天使やで!と言わんばかりの態度。
小春が可愛いとユウジは幸せなんやろうなと思います。
大阪マンボの横一列、上手ユウジ
何かしらメンバー試合中や決めポーズしてるのですがユウジは決めポーズというか威嚇のポーズみたくなっている。
しかも片足立ちで安定していない。フラフラしてる可愛い。
二式発動後に小春とふたりで顔を見合わせてピース
うわあああ小春ちゃんそこをかわってくださいお願いします!!
ひたすら杉江ユウジが可愛いです。なんですか反則です。
「譲れないプライオリティ~One More Step」の勝ったもん勝ちやパート、ガッツポーズ決めるところ
「勝ったもん勝ちや」の台詞自体が3回ありまして、その中の最初と2回目にガッツポーズするんですね。
そのときの表情を是非オペラグラスを駆使してご覧いただきたいです。
胸が苦しくなるくらいにキラキラしてます。杉江くん天使……
S1で試合観ることなく項垂れるユウジ
両校挨拶で小春ちゃんにこっぴどく振られたから仕方ない。
試合一切見ていないのに左右にふらふら揺れています。
気になる!私気になります!
手塚国光役多和田秀弥さん
安定の国光。
手塚が好き!!というわけではないのですが、たわちゃんの手塚はダンスがきれっきれなんですよね!
前から手塚ゾーン時のバックハンド→ターンしてのスマッシュが大好きなのですが、今回は見れず仕舞いでした。
今公演で特に好きな箇所は、以下2場面。
M1ダンス
「どくんどくんと~」のところの動きとの手の返しが好き。
たわちゃんは本当ダンス綺麗!表情厳しい!
挨拶「ありがとうございました」のふにゃり笑顔のたわちゃん
たわちゃんの何がいいって顰めっ面で手塚してたときの表情とアクティブダンス、なのに幕が下りた後のあのギャップ。
劇中はあれだけ険しい表情なのにカーテンコールだとそんな表情一切しないんですよ。好き。
渡邊オサム役君沢ユウキさん
1985年1月31日で誕生日を迎えた現在29歳。
オサムちゃん27歳ですしもうこれはリアルオサムちゃんといっても過言ではありません。
オサムちゃんは四天の顧問ですが、生写真セット売りでは単体でチームに入れてもらえない不憫さ。
しかしね!オサムちゃんもう本当可愛い!
不動峰戦前、一人で佇むオサムちゃんとそれを思いっきり押し倒す金太郎
これこけ方が尋常じゃない……
東京公演時と仙台公演で大きく違いました。
東京公演のときには前に思いっきり倒れてましたが、仙台・福岡のときには階段まで体半分ずり落ち状態。
体を張ってらっしゃる。怪我しないように気をつけてくださいね……!
2幕開始日替わり
東京公演でこけしの代わりにコールドスプレー噴出しまくるのと福岡公演でご当地もの食べるの笑わせていただきました。
もぐもぐしながら話すから何言ってるかわからないw
一番日替わり頑張っていらっしゃると思います。特に体を張る感じで。そこが好きです。
公演楽曲まとめ
1st楽曲リスト
まずは1stシーズンのミュージカル『テニスの王子様』The Treasure Match 四天宝寺 feat.氷帝での楽曲をおさらい。
M01.One More Step/青学レギュラー
M02.けじめ/橘
M03.勝ったモン勝ちや/四天宝寺
M04.エクスタシー/白石
M05.僕は変わる/不二
M06.GO GO FUJI!GO SHIRAISHI!/青学・四天宝寺・氷帝・橘
M07.一心同体/金色・一氏
M08.不器用っスから/桃城・海堂
M09.一勝一敗/橘・亜久津/氷帝
M10.譲れないプライオリティ~One More Step/全員
M11.死ぬ気でバーニング!/亜久津・河村
M12.百錬自得の極みVS才気煥発の極み/手塚・千歳
M13.天衣無縫の極みに一番近い男/跡部・橘・亜久津
M14.コイツを倒したい!/金太郎・リョーマ
M15.This is my best!/全員
M16.F・G・K・S/全員
好きな曲を色変えしてみました。
ですからまた好きな曲が聴ける!と楽しみに公演に臨みまして。
1stからリストラされた曲一覧
M01.One More Step/青学レギュラー
M03.勝ったモン勝ちや/四天宝寺
M07.一心同体/金色・一氏
M14.コイツを倒したい!/金太郎・リョーマ
M16.F・G・K・S/全員
この好きな曲ばかり消える率に絶望。
2nd四天公演の新曲・追加ナンバー
M01.destiny for together(仮)/青学レギュラー
M03.大阪マンボ(仮)/四天宝寺
M07.ゲイ(仮)/金色・一氏
M14.一球勝負(仮)/金太郎・リョーマ
M15.俺たちの合言葉/全員
M16.WE ARE ALWAYS TOGETHER/全員
最初は好きな曲が消えたことにショックを覚えましたが、何度か観劇してると慣れてきます。
「みんな違ってみんないい」ですね。
新曲は1stシーズンと曲入りのタイミング自体には大きな変更はありませんでした。
最後にまとめ
最初の東京公演は本当に不安になった四天公演でしたが、回を重ねるごとに安心して観れるようになりました。
そして今回名古屋以外には全て足を運びましたが、地方公演は本当に楽しい!
東京よりも回数を重ねてキャスト自身にも余裕が出てきているのが一点。
あと、地方は初見が多いのか反応が新鮮。
最初の金太郎が客席通路から登場するのに黄色い歓声が上がり、個人的に会場の反応に感動してしまいました。
このネタ見たなぁと真顔で見る通い詰めのお姉様はたまに初心に戻ってはいかがでしょうか!
残り少ない公演ではありますが、東京公演ではTDCでカフェがオープンしていたりプリクラ登場しているようですので!
是非とも残りの東京凱旋公演をお楽しみください!
公演概要
ミュージカル『テニスの王子様』青学vs四天宝寺
2013年12月19日(木)~25日(水)@東京:日本青年館 大ホール
2013年12月28日(土)~2014年1月5日(日)@大阪:大阪メルパルクホール
2014年1月8日(水)~12日(日)@名古屋:日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール
2014年1月18日(土)~19日(日)@仙台:名取市文化会館 大ホール
2014年1月30日(木)~2月2日(日)@福岡:キャナルシティ劇場
2014年2月7日(金)~3月2日(日)@東京凱旋:TOKYO DOME CITY HALL
スタッフ
原作:許斐 剛『テニスの王子様』(集英社 ジャンプ・コミックス刊)
オリジナル演出/脚色:上島雪夫
音楽:佐橋俊彦
作詞:三ツ矢雄二
脚本:三井秀樹
振付:本山新之助、上島雪夫
キャスト
【青学】
越前リョーマ役:小越勇輝
手塚国光役:多和田秀弥
大石秀一郎役:山本一慶
不二周助役:矢田悠祐
菊丸英二役:黒羽麻璃央
乾 貞治役:稲垣成弥
河村 隆役:章平
桃城 武役:石渡真修
海堂 薫役:木村達成
堀尾聡史役:岩 義人
加藤勝郎役:三井理陽
水野カツオ役:小林瑞紀
【四天宝寺】
白石蔵ノ介役:安西慎太郎
千歳千里役:東 啓介
金色小春役:福島海太
一氏ユウジ役:杉江大志
忍足謙也役:碕 理人
石田 銀役:山内圭輔
財前 光役:佐藤流司
遠山金太郎役:松岡広大
渡邊オサム役:君沢ユウキ
【不動峰】
橘 桔平役:上田悠介
【山吹】
亜久津 仁役:岸本卓也
ストーリー
東京代表・青学(せいがく)vs大阪代表・四天宝寺は…汗と涙と笑いあり!?
何が起こるかわからない、全国大会準決勝の”扉”が今開かれる!!
テニスの名門校・青春学園中等部(青学)に入学してきた越前リョーマは、アメリカJr.大会4連続優勝の経歴を持つ、テニスの天才少年。
強豪揃いのテニス部で、その圧倒的な強さとテニスセンスを武器に、異例の1年生レギュラーとして活躍していた。全国中学生テニストーナメントで都大会、関東大会と優勝した青学は、いよいよ迎えた全国大会を1回戦はシードで進み、緒戦の相手である比嘉中を制した。
続く準々決勝は全国大会開催地区枠として再び参戦することが叶った氷帝学園中等部。
両校とも一歩も譲らない好ゲームはほぼ互角に進み、勝負の命運を懸けるシングルス1で、リョーマが跡部との死闘を制し、青学が見事勝利をおさめる。そしていよいよ昨年ベスト4・大阪は四天宝寺中学校との準決勝。
四天宝寺で聖書(バイブル)と謳われる部長の白石や、”お笑いダブルス”を組む金色と一氏のペア、九州二翼と呼ばれた千歳が探し求めるものとは?
変幻自在の個性派集団、四天宝寺に青学はどう立ち向かうのか!?
そしてリョーマとの対戦を熱望する、西のスーパールーキー・遠山金太郎とは一体何者なのか…?
(公式サイトより引用)
公演公式サイトはこちら
コメントは停止中ですが、トラックバックとピンバックは受け付けています。